なつこの想いを言葉にするブログ

ADHD(診断済み)なつこが生きやすくするためにしてきたこと、感じていることなどを言葉にしていきます。

学校に行かなくても大丈夫。夏休みが終わるので「教育機会確保法」を。

 

 

今朝のX(旧Twitter)で、夏休みが終わり、すでに登校している子も少なくないと知ったので、学校に行けない子、行けない子の保護者さんに届け☆と思って記事を書きました!

きっかけになったこど看さんの投稿はこちらです↓

 

 

 

 

 

 

今、学校に行くのがしんどいっていうお子さんもいるかも知れない。子どもが学校に行かないことで苦悩している保護者さんもいるかも知れない。

苦しいんだったら、学校に行かなくていいよって、強く言いたい。いくつか理由を述べますね。

 

まず、学校っていうのは多数派に合わせて作られています。正規分布図で言うと数が多い部分です。

学校が合わない人っていうのは、正規分布図の両端の人たち。発達障害という言葉も聞き慣れてきましたね。特性として感覚過敏が挙げられるのですが、周りや先生に理解されず、問題児とされてしまう子も多いです。適応しようと頑張って、潰れてしまう子もいます。誰にも理解されず自死を選ぶ子どももいます。(自死を選ぶ子どものなかには性自認が自分の身体と異なるなど、いろんなパターンがあると思いますが、今回は発達障害ベースで話を進めます)

 

発達障害と言っても、その子が持ってる過敏さ(または鈍麻さ)は、聴覚過敏、視覚過敏、触覚過敏、味覚過敏など、それぞれですし、複数持ち合わせている子もいます。感覚過敏があると通常の学校生活はかなり疲れます。娘の場合は、聴覚過敏があるのですが学年が上がるごとに学校に行けない日が増えていきました。

 

このような過敏さを持たない人には、感覚過敏のつらさが理解されないことがあります。こんなに発達障害という概念が広まってもなお、怠けだとかわがままだとか言ってのける教師がいるのには驚きます。学校に行けなくなる子どもはHSPである場合も多いですが、教師のそんな言葉を耳にして、そんな場所に毎日行ってメンタルを保てる子どもはどれくらいいるでしょうか。

 

会社で言えば、ブラック企業です。頑張ってもみんなと同じにできない、毎日心無い言葉をぶつけられる、感覚過敏なので多数派と感覚が違うため自分がおかしいと感じてしまう。つらさを言語化しても、怠け、わがまま、気のせいだよと言われてしまう。理解できないのに、「言ってくれなきゃわからないでしょ?」と言う。子どもが言葉を発しないのは、理解してもらえないとわかっているからではないでしょうか。

ただその地域にいるというだけで通う学校が決まり、クラスが決まり、クラスメイトを「お友達」とされてしまう。仲良くすることを強要される。

理解してくれない人に囲まれた環境で、精神を維持する大変さ。大人は耐えられるでしょうか?

 

子どもが担任に訴えても、一人だけ特別扱いはできないとか、みんなも頑張ってるんだからもう少し頑張ろ?とか、いじめられるあなたにも原因があるとか、

 

さらには学校ぐるみでの加害者擁護、不登校をあの手この手で学校に来させようとする(それが子どもも保護者をも苦しめるのですが、)不登校の定義は30日以上学校に来ない子を指します。

 

私と娘が下校時刻が過ぎてから、プリントをもらいに行った際、担任によって、しれっと遅刻扱いにされそうになりました。学校の先生は不登校児童の教育委員会への報告義務があるようなのですが、それを避けるために、登校扱いにされるのは腹が立ちます。

 

校門から敷地内に一歩入っただけで登校扱いという話も聞きます。

 

なので、実質、不登校は認知されている数よりももっともっと多いと思います。

 

 

私は、社会に出たほうが生きやすいと感じます。働く場所は自分で選べます。困ったことがあれば上司に相談することもできます。合わなかったら部署を変えてもらうこともできます。

 

でも、学校で我慢することを学んでしまったら、社会に出て、会社が合わなくても辞めるという選択肢が出てこないし、困ったときにSOSも出せず、結果二次障害に繋がってしまうと思います。

学校になんとか適応できても、社会に出る頃にはエネルギーが枯渇してしまうかもしれません。

 

何のために学校に行くのか。学校は学ぶための一つの手段に過ぎません。

学校が全てではありません。

 

つらい、苦しいという言葉に、みんなつらいなか生きてるんだよとか、みんなそうだよ、とか言ってないですか?その言葉を間に受けた子どもは適応障害を起こすほど頑張ってしまうかもしれません。鬱になってしまうかもしれません。ベースに発達障害があって、鬱になる。これを二次障害と言います。こうなったら、学校には行けませんし、お風呂も入れなくなるでしょう。好きなこともできません。本人も生き地獄です。サポートする保護者にも相当な負担がかかります。

 

子どもがSOSを出したときは、つらいと思ってるんだね、苦しいって思ってるんだね、がんばってきたね。ありのままを受け止めて欲しいです。子どもにとって、安全な場所があることが大切です。

 

 

最後に、学校の先生が絶対に教えてくれない「教育機会確保法」をお伝えします。(今まで出会ってきた先生方は、教育機会確保法を知りませんでした。まれに教育機会確保法を聞いたことがあるという方がいらっしゃいましたが、内容を理解はしていませんでした。これじゃあ教えようがないですよね。)

 

 

教育機会確保法

 

1、休養の必要性

体調不良、いじめ、周囲になじめない…さまざまな理由で学校に行けなくなった子どもが、「休んでも良い」ということが、初めて法律に盛り込まれました。

 

2、学校以外の学びの場の大切さ

フリースクールや家庭など、学校以外の多様な学び場を選択できることが大切です。

 

3、「学校復帰」ではなく「社会的自立」

令和元年10月25日の文科省の通達により、「学校復帰」の文言がある通知は廃止され、「社会的自立」を目指すことが明記されました。

 

 

 

 

これは、登校拒否・不登校を考える全国ネットワークが作成されているリーフレットからの抜粋です。ダウンロードも出来ますので一度、目を通していただきたいです。

 

 

 

無理して学校に行かなくていいんだよ。

自分が壊れちゃっても、先生も誰も、周りは責任をとってくれないんだよ。

自分を大切に。