放課後デイの施設長に、学校復帰を勧められる。
施設長自身の経験にも依ってるんだけど、
ぶっちゃけ、その成功体験が私や娘にハマるわけではないし、
勧められたからといって、じゃあ復帰しますなんて簡単な話じゃない。
まず、社会的背景が違う。
2001年から2012年まで不登校の推移は、ほぼ横ばい。
2012年から不登校は右肩上がりになってる。(2011年に学習指導要領の改正が行われている)
不登校の推移が横ばいの状況での学校復帰と、右肩上がりの状況での復帰はしんどさが全然違うでしょ。
不登校が右肩上がりの状態は、子どもだけの問題ではないことはわかってもらえると思う。
学校の先生の負担、女性(母親)の社会進出、発達障害の認知の普及なども関係する。
産経ニュースのグラフによると、公立校教員の精神疾患休職が2016年から右肩上がり。
こんな状況で、よく学校復帰だなんて言えるなと思う。
それに加え、新型コロナウィルスの流行によりマスクの強制。
マスクをずらしただけで(先生や子どもたち自身に)注意されもはや外せない子どもたち。
黙食。食育はどこへいってしまったのか。
ただでさえ感覚過敏でストレスを感じているところに、更なるストレスが加わっているこの状況。
不登校だった息子を見てきて、学校復帰は逆効果でしかなかった。
学校がトラウマとなっている場合、学校復帰により社会復帰も遅れると確信。
でもこれは息子の場合。学校復帰を非難しているわけではない。経験したありのままを発信してる。
2020年にN高に入学。半年で休学。そこから一年立つがけど、息子は近所のコンビニでバイトを始めた。
自分からバイトをしたい‼︎と言い出し、履歴書を書いて、面接合格。
それから息子はすごく変わった。自信がついたようにも見える。休学も一年を迎え、この度、自主退学という形をとった。
N高には感謝してる。N高に入れてなかったら、社会とのつながりが途絶えてしまうところだったよ。ありがとう、もう大丈夫だよ。